イメージ・トランスファー制作手順 |
1.
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用意したメディア(画用紙や布など)を38℃のぬるま湯に約2分間浸します。薄い紙の場合は1分間、厚手の紙の場合は5分間程度浸してください。取り出した紙は、ガラス版やアクリル版の上に乗せ、ローラーやヘラなどで余分な水分を取り除きます。多少湿っているぐらいが最適です。
*FP-100Cの場合、レセプターを濡らし過ぎないようにして下さい(全く湿らさなくても可)。 |
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2.
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転写するフィルムを用意します。フィルムは現像開始(フィルムホルダーから引き出して)から約10秒でネガとポジを引きはがします。●タイプ88、
669の場合は、黒い面の両端をハサミかカッターで切り、ネガとポジを引きはがします。
*FP-100Cの場合、2〜3の工程でレセプターにネガを貼りつけるまでの作業は暗室またはダークバッグの中で行ってください。完全に遮光しませんと、黄色が出ません(あるいは黄色がソラリゼーションを起こします)。 |
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3.
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剥がしたネガは画像部分を下にして、用意したメディアの上に静かに置きます。それからローラーで適度な圧力をかけます。ローラーはネガ全体に均一に、数回かけてください。その後、タイマーを2分にセットして、ヘアドライヤーでネガを38℃に程度に温めます。※ローラーをかける際は、ネガがメディアからずれないように注意してください。
*FP-100Cの場合、ローラーはポラロイド・フィルムより強めにかけてください。 |
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4.
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ネガの角の1つをつまんで、ゆっくりと剥がしていきます。メディアから浮き上がった乳剤がネガと一緒に剥がれてしまわないように、注意深く作業してください。
*FP-100Cの場合、ネガを剥がした後、エマルジョンが浮き上がっている場合がありますので指にワセリンを塗り、30秒間画像をレセプターに押しつけてください。 |
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5.
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これでイメージトランスファーの完成です。画像が乾いたら、水性絵の具やマーカー、パステル、色鉛筆等で色を加えることができます。また、まだ画像が湿っているうちなら、乳剤を削って部分的に画像の色を薄くすることもできます。最後に保護スプレー(トリパブ等)で表面をコートしてください。※作業後は必ず手を洗ってください。 |
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