MAIL MAGAZINE
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A−POWER
MAIL MAGAZINE[2008/10/1]
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エーパワー・ネット通販をご利用頂いたお客様及びエーパワー関係者へお送りする
メルマガです。(サーバーの調子が悪いので個人のアドレスから送ります)
毎月1日・15日発刊
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【PRその1】 SX70 Artistic TZフィルム9月30日より出荷中!
【PRその2】 Zero Image/Seagull製品価格改定お知らせ!
【1】[
商品入荷情報
]
【2】[
キャンペーン情報
]
【編集後記】 ドクター・アンドのひとりごと 「SX70
Artistic TZの新事実!?」の巻
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【PRその1】 SX70 Artistic TZフィルム9月30日より出荷中!
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【PRその2】 Zero Image/Seagull製品価格改定お知らせ!
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これまでさまざまな経営努力で価格維持に努めてまいりましたが、Zero Image社製品
とSeagull社製品に付き、来年1月1日付けで値上げせざるを得ない状況に陥りました。
誠に申し訳ございませんが何とぞご了承ください。なお、新価格に付きましては11月1日
のメルマガでご案内いたしますが、値上げ幅はおおむね20%前後となる見込みです。
現行価格で販売できる在庫は充分確保しておりますので、この機会をぜひお見逃しなく!
http://www.doctor-and.com/orderform.html
http://www.doctor-and.com/seagullorderform.html
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【1】[商品入荷情報#0043] というか欠品情報、、、
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◆[エーパワー・アウトレット]商品一覧(掘り出しモンがざーくざく!)
>> http://www.doctor-and.com/outlet.html
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【2】[キャンペーン情報]
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1)SX70カメラにもれなくArtistic TZ 3本付き!
http://www.doctor-and.com/SX70lineup.html
SX70 Artistic TZ新発売を記念して当社で販売しているSX70ファーストモデル、モデル2、
ソナーオートフォーカスにもれなくSX70 Artistic TZフィルムを3本お付けします!
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前回のメルマガの編集後記でSX70Artistic TZの考察を述べたが、昨日オランダ
工場アンドレ・ボスマン工場長から詳細が届いたのじゃ!吾輩の予想通りだった
こと、あて推量だったこと、悲喜こもごもじゃった!ここにお詫びして訂正したいと
思う。
1)ネガ:これはまさにSX70TZのネガそのもの⇒これが大ハズレ〜〜!!!
実はTZのネガはとっくの昔に廃棄されてしまったそうじゃ!ではあのネガは何者?
工場長曰く「P3を流用した」と。「P3」とは何ぞや?これはPolacolor 3(ER)乳剤と
言うピルアパのネガなのじゃ!P3には2バージョンあって、ISO80のもの(T-669)と
ISO100(PC-100:日本名はPC-125)のものがあり、Artistic TZには後者が使われ
ておる!下記URLはPC-100のIDカメラ用フィルム(ポジシートに紫外線に光る模様
が塗ってある)のフィルムデータシートじゃが、フィルムの性能はPC-100と同じじゃ。
http://www.polaroid.com/service/filmdatasheets/3_4/piduvfds.pdf
欧米ではPC-100と言い、日本ではPC-125と称した理由をご存じか?このフィルム
は現像時の環境温度によって感度がかなりバラつくフィルムなのじゃ!欧米の年間
平均気温が21℃なのでISO100、日本は24℃なのでISO125というわけじゃ。
2)現像液:T-600の現像液を流用⇒SX70とT-600のちょうど中間のレシピにし、
酸化中和層の酸のpH値をマイルド(弱酸性)にしたところかつてのTZと見まごう
ばかりの色が再現できたそうじゃ。現像液の量はかつてのTZが980mgだったの
に対し、1180mgと200mg増やしたそうじゃ。ポッド(現像液が入っている袋)に入
れられる現像液の限界が1250mgなので、安全を見て8枚入りしたそうじゃ。
中和層とタイミング層がコーティングされておらん(自分で時間を計って剥くから)。
じゃによって、ポジシート側にこの2層を塗らねばならんかったそうじゃ。コーティング
そのものは上手く行ったのじゃが、フィルム両サイドにあるレール(現像液がネガ・
ポジの間を流れる際にその厚みを決定するもの)がうまく貼りつかんかったそうじゃ。
そこでポジ最下部に粗めのコロイドニ酸化ケイ素層を塗ることでレールがうまく貼り
ついてくれた。従ってこのザラザラは「粗めのコロイドニ酸化ケイ素層」によるもの。
4)ISO100:たぶんこの不透明なポジシートのせいで実行感度をISO150から下げた
のじゃろう⇒これも大外れ!前述の通りP3 ISO100ネガを使ったのでISO100じゃ!
<結論>これまで技術者の間ではピルアパのネガをインテグラルに転用するなど
非常識と嘲笑されるところじゃが、敢えてと言うか、それしかないから仕方なくやって
みたら偶然にもいいものができた。まるでフェアレディZの開発物語を聞いているよう
じゃのう!こういう話を聞くと仕事そっちのけでのめりこんでしまうのじゃ、、、まあ、
P3のネガは酸化中和層とタイミング層こそないものの、塗る順番はTZに比較的近い
ので、吾輩としては「さもありなん」と言ったところじゃが当のアンドレ工場長はそうとう
自信を付けておる。次なる一手は、、、、
この続きは次回以降のメルマガをお待ちあれ!
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